制服がかわいいからこの高校を選びましたという人も多いように、就職の際にも憧れの仕事着を着たいという発想から仕事を選ぶ女性もいます。白衣に身を包む看護師となったり、シェフの帽子をかぶるパティシエになったりするというのが最も代表的なものでしょう。こういった決まったタイプのものがある職業もある一方で、仕事着をうまく選んでいかなければならず、それが仕事に直結するものもあります。モデルやダンサーなど自分の身体をもって芸術性を示す仕事というのがそれに該当し、同様に女性にとって人気の高い職業となっています。こういった仕事に人気が高いのは得てして美容やファッションに対する意識の高さからくるものであり、男性との違いをはっきりと示す傾向です。仕事を手に入れるということにおいて男女を平等に取り扱うということが叫ばれているものの、実際にはそれがまかり通らない業界が多いのも事実でしょう。その根底には男尊女卑の歴史があるということは否めませんが、個々の職業をよく見れば女性がメインとなっている場合もあるということに注目することが大切です。美容やファッションに対する意識の高さやセンスの良さという観点、あるいは顧客に近い視点を持てるという考えから男性よりも女性が就職に際して優遇されるケースもあるのです。モデルやダンサーといった業界やファッション業界においてはそういった傾向が強く、女性の活躍が目ぼしい業界になっているのです。